いまはあらゆるビジネスで不可欠となっているIT基盤。
ニッセイ・ウェルス生命のサービスもまた、
強固なインフラと緻密な管理システムによって支えられています。
本記事では、その現場で働くIT本部のメンバーにインタビュー。
それぞれのキャリアを活かしながらニッセイ・ウェルス生命にジョインした
3名のIT職メンバーの業務内容や仕事への姿勢を聞きました。
外資を出発点とするフランクでチャレンジングなカルチャーと、
安定した財務基盤に支えられたワークライフバランスが両立された
ニッセイ・ウェルス生命の職場をイメージできる座談会です。
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ITインフラ推進部T. I.
2022年6月入社
IT本部 ITインフラ推進部
IT基盤運用管理グループ
ITサーバーチーム チームリーダーサーバチームの運営を担当。前職は生命保険他社のITインフラチームリーダーとして社内ITインフラ全般業務に従事。
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ITプロダクト開発部H. N.
2023年11月入社
IT本部 ITプロダクト開発部
次期契約管理システム推進グループ 主任契約管理システムの開発を担当。前職では生命保険会社の保守開発案件に13年、損害保険会社の新規開発案件に2年間従事。
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ITプロダクト開発部H. U.
2020年4月入社
IT本部 ITプロダクト開発部
契約管理システム第三グループ
計算エンジンチーム 専門課長各種金額計算処理システムを担当。前職はシステムインテグレーター。生命保険のシステム開発にシステムエンジニアとして従事。
ニッセイ・ウェルス生命における IT職の業務内容を 教えてください。
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T. I.
ニッセイ・ウェルスのIT本部では、約100名のメンバーが働いています。セクションは「ITインフラ推進部」「ITプロダクト開発部」「ITフロント開発部」「IT戦略企画部」の4部門体制です。
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H. N.
各部門内には複数のグループが置かれ、IT戦略の立案や商品開発、社内外向けのアプリ開発などの作業を分担しながらIT基盤全体を支えているという形ですね。
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T. I.
私はそのなかでも「ITインフラ推進部」に籍を置いています。サーバチームの運営や、ITインフラに関する案件全般の推進および、外部のベンダーと協業しながらのシステム構築や運用管理がメインの仕事になります。
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H. N.
私とH. U. さんは「ITプロダクト開発部」の所属です。私は主に契約管理システムの開発に関わっています。業務内容はプロジェクトマネジメントがメインで、要件定義工程から試験工程、リリースに至るまでの各工程における進捗管理、成果物の検証です。
H. U. さんは計算エンジンシステムの開発ですね。 -
H. U.
ええ。各種金額計算処理システムを担当しています。保険における金額を処理するシステムで、金融業界特有の部署といえるかもしれませんね。要件検討やユーザーテストなど、ユーザー部門やベンダー両面と共同で進めています。
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T. I.
金額を扱うため、特に責任が大きいポジションですね。業務のクオリティを上げるポイントはどんなところでしょうか?
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H. U.
各種金額計算処理システムはさまざまな開発にまたがりますから、やはり各関係者の調整でしょうか。プロジェクトをスケジュール通りに進めなければ、ニーズにあった最適な商品を迅速かつ柔軟に提供できなくなります。ベンダーやユーザー部門に協力を仰ぎながら、密にコミュニケーションをとって作業状況を把握することだと思います。そうした点は、T. I. さんやH. N. さんの仕事でも共通していると思いますがいかがでしょうか?
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H. N.
その通りだと思います。関係者とどれだけ細かい部分を詰められるかがとても重要ですね。システム開発においても、ミスやスケジュールの遅滞は認識の齟齬から始まることが多いので。
私は要件調整が必要な場合は対面かオンラインでミーティングを実施し、詳細なやりとりはメールやチャットで残すようにして情報の粒度を分けています。 -
T. I.
ITインフラ推進部は主に開発部とのコミュニケーションをとっていますが、折に触れてユーザー部門の向こうにいるお客さまのことを意識します。私たちのシステムを常に安定稼働させる仕事は、販売代理店を通してお客さまへつながっていると。
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H. N.
保険で一番大切なのは「信用・信頼」だと思っています。それを仕組みの根幹で支え、価値を提供することがシステム部門の果たすべき役割だと思います。

ジョインの理由は?
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T. I.
私は生命保険会社からの転職です。前々職のシステムインテグレーターでインフラの保守・開発に従事して知見がたまったころに声をかけられた現場が、前職の生命保険会社のインフラチームのメンバーでした。その経験がニッセイ・ウェルスへのジョインに繋がっています。
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H. U.
当社でも金融関係出身の方は多いですが、T. I. さんも同業からの転職なんですね。なぜ転職を考えたのですか?
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T. I.
システム規模の大きい環境でのITインフラ構築・管理にチャレンジしたいという思いがあり、ニッセイ・ウェルスは前職と比較して規模が大きい会社なので、チャレンジの場としても適しているだろうと思いました。入社してみると業務のレベルも高く、成長を感じながら働くことができています。H. U. さんはどうですか?
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H. U.
前職ではシステムインテグレーターにいました。そこで主に生命保険会社のシステム開発を担当していた経験が現職にも活きています。転職動機は、新しい分野にチャレンジしてみたいということでしたが、入社してから計算エンジンという専門的なシステムを扱うことになりました。保険会社のITには知見がありましたが、そのもっと深い部分のシステムは未経験でした。そこに挑戦してみたいという気持ちがあり、転職先を探していたという経緯です。
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H. N.
なかでも、なぜニッセイ・ウェルスだったのですか?
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H. U.
ニッセイ・ウェルスを知ったのは、知人が働いていて、職場の雰囲気も聞くことができたんです。
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T. I.
そうなんですね。どんなふうに紹介されたんですか。
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H. U.
「人当たりがいい職場だよ」と(笑)。実際に面接を受けてみたらその通りで驚きましたね。業務内容や働く環境などを説明していただいたのですが、その雰囲気が穏やかで、とても働きやすそうだと感じて入社を決めました。私にとっては人間関係が円滑なのは大切な要素でしたね。
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H. N.
私も人間関係やカルチャーについては、同じ保険業界のなかでも違いがあると思いました。私の前職もシステムインテグレーターで、新卒入社から13年にわたって損保系生保会社の保守案件のベンダー開発に従事していました。実はH. U. さんと同じ保守系のベンダー開発なんですが、職場の雰囲気はかなり違いました。
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T. I.
慣れ親しんだ職場だったと思いますが、なぜ転職されたのでしょうか?
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H. N.
私がずっと担当していたのは医療保険を中核とした生命保険会社で、その案件が縮小し、他のプロジェクトに移ることになったことが契機でした。このタイミングで自身の経験を活かした会社に移り、ステップアップしたいと。
そこでニッセイ・ウェルスに決めた理由のひとつも、H. U. さんと同じように自由でフランクなカルチャーでした。業務内容と自身の経歴が合致しただけでなく、面接時に担当いただいた方の全員から会社のフラットな雰囲気が感じられて、自分の性格にも合っていると感じたことを覚えています。 -
H. U.
フラットに感じるのはなぜだと思いますか?
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H. N.
主要な顧客層が影響して、フラットで穏やかという社風を作り上げているのかもしれませんね。
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T. I.
たしかに顧客層によるものは大きいのかもしれませんね。また、元外資系だったからこその風通しの良さを保ちながら常にチャレンジする気風も残っています。

もっとも印象的なプロジェクトは?
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H. N.
入社してから1年あまり、いままさに基幹システムの刷新案件に携わっています。既存の古いシステムでは利便性が低く、保守切れのリスクもありますから。全体で3年半、あと2年ほどかかる大規模なプロジェクトで、そのプロジェクトマネジメントに従事していることが一番のチャレンジですね。
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T. I.
忙しい時期ですね。
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H. N.
ええ。ベンダー時代のように指示を受けて働くのではなく、長期にわたるプロジェクト全体の効率を考え、やみくもに稼働を増やさないよう考え方を切り替えて進めています。そのためにメンバーみんなで意見を出し合っているところです。T. I. さんの印象的なプロジェクトは?
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T. I.
私は2024年9月に大きなプロジェクトを終えたばかりです。基幹システムの基盤リプレイスによるクラウド移行でした。入社直後から動き始めて約2年かけて完成し、H. U. さんにも計算エンジンの部分でお世話になりました。
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H. U.
インフラ推進部メインのプロジェクトでしたよね。会社にとってもインパクトが大きかった案件でした。特にチャレンジングな時期はありましたか。
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T. I.
立ち上げ時でしょうか。クラウド導入にあたってはセキュリティなどに懸念があり、いかに堅牢なシステムを設計するか。ITリスク部門なども巻き込んで社内調整し、仕様を詰めていくプロセスがもっとも高い壁だったと思います。本番リリースの日は土曜日の朝から夜20:00までの作業で、その日はメンバーで会社に集まって作業したことを覚えています。
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H. U.
あのときは、緊張しましたね。すぐに土曜出勤の代休を取得し、心身ともにリフレッシュさせていただきました(笑)
私がもっとも成長を実感したのは、2022年4月の外貨建商品の標準責任準備金対応のときです。外貨商品の責任準備金計算で使用している生命表のアップデートを対応しました。 -
H. N.
どんな点に成長のポイントがあったのでしょうか。
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H. U.
対応については計算方法の変更作業で、対応そのものは特別難しい案件ではありませんでした。ただ同時期に複数の案件が重なってしまったんです。システム側とユーザー部門との調整がスムーズに対応できず、スケジュール通りにプロジェクトを動かす難しさを実感しました。
でも案件終了後にユーザー部門に声をかけ、当案件を含めた振り返りを行うことにしたんですよ。今後に向けた改善案など前向きな話し合いができました。H. N. さんが言ったように、保険商品の「信頼」を支えるために私たちは社内一丸で協力する必要がある。その大切さに立ち返れた貴重な経験になったと思います。

どんな方がニッセイ・ウェルス生命に 向いていると感じますか?
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H. N.
性格としては、自由でフランクな人が合うと思います。中途入社の社員が多く、メンバーに裁量がある反面、自身で考え決定していく力が強く求められると感じます。決められたことをやるより、自分で決めて進めることができる人、でしょうか。
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H. U.
中途入社の方は生命保険に限らず、損保・銀行・証券など何らかの金融業界に係わっていた方は多いですね。
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H. N.
ええ。最低限の金融知識は必要で、生命保険の知識があるとより良いとは思います。
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T. I.
ITインフラとしては業務そのものはそこまで金融特化の仕事とは思わないんですよね。ガバナンス関連のソフトウェアが一通り導入されていますが、他業種とそこまで違いは大きくない実感です。それよりも変化に順応できる性格であることが大切だと思います。さまざまなシステム構築が行われるため、広いITの技術を習得しようとする意欲も活かせます。
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H. N.
たしかにそうですね。プロジェクト管理やドキュメント作成、何より交渉力が大切になります。他部署との調整の際に、金融のリテラシーが役に立つというイメージでしょうか。私はかなり近い業界からジョインしてきましたが、あまり金融知識がない方はどうすれば良いと思いますか?
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H. U.
金融業界へのリテラシーが身についていることに越したことはありませんが、業務を通じて覚えることもできます。
社内の金融教育部が発信している「マスカレ」は便利ですよね。24時間受講可能な金融知識全般を学ぶことができるサイトで、必要に応じて利用している社員は多いと思います。 -
T. I.
私も入社後に改めて生命保険講座を受講して生命保険の知識を学びました。フォロー体制は手厚いですね。
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H. N.
そうですね。業界や会社ごとにIT職はかなり職場環境が異なると思いますが、ニッセイ・ウェルスは、とても穏やかな社風で仕事のやりやすさを感じます。コミュニケーション能力が高く、仕事に対して前向きなメンバーが支えあっている職場です。残業も少なく、ワークライフバランスが図りやすいことも特徴ですね。
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H. U.
IT職は常に安定したシステムを保つことが仕事ですが、そのなかでも挑戦機会を求めている方にもおすすめしたいですね。プロジェクトを自分主導で推進したり、私が計算エンジンという未経験の領域に取り組んだように、新しいチャレンジの機会も溢れていますから。
ニッセイ・ウェルス生命の
IT職キーワード
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T. I.
職場環境
増床された職場には社員用のカフェスペースがあります。ウォーターサーバーやコーヒーなどリフレッシュできる設備が整っていてパフォーマンスが上がります。マウス、ヘッドセットなどは私物の利用可で、IT職としては働きやすく助かりますね。
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H. N.
給与待遇
前職もシステム開発会社でしたが、ニッセイ・ウェルスに転職して待遇面を大きく改善することが叶いました。当然ながら求められる役割も広く大きくなりますが、その分やりがいも感じています。
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H. U.
ワークライフバランス
リモートワークは週2回。定時が17時で残業も少ないため、退勤後のプライベートが充実します。私の家庭は共働きで子どもを育てており、週に数回夕飯を作る余裕があるのも助かりますね。育児中の方には特に助かる環境ではないでしょうか。
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